おはようございます!TOMOAKIです。
皆さんが、バレエをやる上で1番に気にするところは?
と、聞かれると、大体の人は
《テクニック的な事》
と
《体型の事》
を、答えると思います。
その中でも、女性はやはり体型の事で悩む人が多いと思います。
今回は、体型の事で、少し変わった質問を頂いたので、紹介させていただきます↓
〜こんばんは!私は新体操をしているのですが、本格的に頑張ろうと思い、専門家の方に身体を診てもらったのですが、専門家から見たら脚の形が新体操向きではないと言われました。どちらかと言えばバレエ向きだと言われました。
新体操やフィギュアスケートはバレエの動きが基礎になっているのはわかりますが、
バレエ向きの脚の形、体型がどう言うものなのかわかりません。
教えて欲しいです。
あと、バレエに転向しようかと考えているのですが、私はバレエを見た事が殆どなく、楽しみ方がわかりません。舞台など、バレエは、どこをどう見たら楽しめるか教えてください。〜
質問者さんが言っている通り、
クラシックバレエは、様々なダンスや新体操、フィギュアスケートなどの、基本となっています!!
でも、恐らくバレエはその中でもいちばん難しいものだと思います。
要求されること、極めていかなきゃいけない部分が多くて、しかも、それがかなり難しいんですよね。
バレエは、基本的に
【股関節の外旋】
(アンディオール・ターンアウト)
が基本的なポジションになります!
足先だけを見れば、外股、がに股、といわれている状態ですね。
バレエの理想とされている体型は
(これはフィギュアスケートも新体操も同じだと思いますけど… )
手足が長い
顔が小さい
細い体型
甲が高い
などなど、いろいろとありますが
これはあくまで見た目の問題

ロシアのバレエ学校では入学するときに、
身体検査が行われます。
柔軟性から、家系に少しでも太っているひとがいないか?
要するに
DNAまでみるんです!
日本人にとって難しいアンディオール..
それが、何の苦もなく、できて当たり前の子達が、すべての条件をクリアして入学します。
でも、その子達ですらそのままバレエ団に入れるのは、ほんのわずかなんです。
ロイヤルバレエでも、パリオペラ座でも、ワガノワやボリショイでさえ、
そのスクールに入学したところで、そこのバレエ団に入れるのは
ほんの一握りの子達だけなんです…
本格的にやるにはそのくらい厳しいのがこのバレエの世界。
ただ体が柔らかいだけじゃ、手足が長くても、誰よりも上手に踊れても
必ずしもバレエダンサーとして生きていける訳じゃないんですよね(涙)
バレエをあまり見た事がないのだったら、
最初は、みんな同じように見えて、何が違うのか、何が正しいのか?
解らない事もあると思います。
どんなに見比べても解らない時だってたくさんあります。
でも、その位ごくわずかな差ですら、注意して直していかないといけないんです!
これは、見る目がついてくるかついてこないかの差。
何回も何回も見ているうちに、人はその違いに気づくようになります。
バレエはどこを見るべきなのか…
バレエは足だけを見るわけでも手だけを見るわけでもありません
全体を観るんです

顔の表情、指先の使い方、足先の丁寧さ..
それが踊り全体への見た目に影響を与えます

舞台などで、バレエを見る時はまず、部分部分にこだわらず、
その人や舞台全体を観るようにしてみてくださいね(^_−)−☆